足場解体 付近の高い建物からチェック。
建物の大きな窓がある方はやや南西の方を向いています。
冬の朝の陽ざしは2階の側面の大きな窓から差し込みます。
夏の夕方の陽ざしは左の出っ張っている壁で遮ります。
■3月の最後の土日或いは4月初めの土日辺りにオープンハウスの開催を予定しております。
詳しくは、後日お知らせいたします。
中庭を閉じる型枠。
何色もサンプルを取り寄せ決めた甲斐あり、いい色に仕上がりました。
今日は暖かかった、現場は足場がバラされておりオーバースライダーを取り付けているところでした。足場が外れた姿をみるのは毎回緊張と同時に心が躍ります。美しいファサードと色合いで安心しました。
内は大工工事進行中でまだまだかかります。
1階の床はタイル張りで、ご主人と私の意向が合ったどちらかと言うと大柄で貼り上りが楽しみです。
外壁回りの工事がほぼ出来つつあります、本日は外壁の仕上げ、エアコン位置、などの打ち合わせをしました。
上棟直後は大工が3人入りえらいスピードで進んで行くのでちょっと焦りましたが、今は1人が多く安定した現場に。
外部は外壁下地のボード貼りが済み、仕上げをするだけ。
北面正面
寝室からリビング越しの庭の方を眺める
もう少しで完成です。
数年前から平屋の家の設計が多いのですがこの家もほぼ平屋(一部2階)。
現在設計中の家も平屋が多いです、その背景には土地の価格が下がってきたこと、もう一つは親御さんの所有されている土地での建築が多くあります。
ご夫婦のご実家のいづれかの近いところに住まわれることが増えてきたようにも感じます。
親族で仲良く、楽しく暮らせることは幸せですね、私たちはそんな世帯間の関わりの考え方を設計しています。二世帯、三世帯住宅のご相談もお気軽にメールいただければと思います。
オーバースライダーが取り付きました。
何故か文化シャッターの色の名称が通常と異なるので不安になりますね。
これがオーク色、オークの色がチーク色、初めに間違えてしまったのでしょうか?
コンクリートのところはタイル張ります。
工期が2月末と迫っており現場は急ピッチ、でも もっとピッチ上げて欲しいのですが。
残りの決めなくてはならないもの来週には殆ど決めなきゃ。
昨年に報告された二世帯住宅で暮らした方の調査報告がありますので、下記に抜粋させていただきました。
二世帯住宅研究所 調査報告
30年暮らした家族による二世帯住宅の評価と継承の実態
~二世帯同居で良かったこと1位は「親の老後の世話」、孫による住まい継承は5割に達すると予測~
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:池田 英輔)の二世帯住宅研究所は、自社が供給した築30年前後の二世帯住宅を対象に調査を行い、その結果を「30年暮らした家族による二世帯住宅の評価と住まい継承の実態」として報告書にまとめましたのでお知らせいたします。
本調査は、築30年前後を経た二世帯住宅の約半数で親世帯(建設当時)が逝去するなど世代交代期を迎えていることから、親世帯の介護を経験した子世帯および祖父母同居で育った孫から見た二世帯住宅の評価や、住まい継承の実態を明らかにしています。
具体的には、子世帯による二世帯同居の総合満足度は90%以上と評価が高いこと、親世帯がともに逝去された子世帯の76%が親の介護を経験していること、二世帯同居でよかったことの1位に「親の老後の世話」が挙がるなど、多くの方が介護において二世帯住宅で何らかのメリットがあったことのほか、祖父母同居で育った孫自身も同居を高く評価したことなどをまとめています。建物評価では、全般的に水廻りを2つに分けたことに対する評価が高い一方、玄関に関しては1つであっても許容されやすいこと、建物分離度によって訪問介護の利用実態に差があることなど、30年の経験から学ぶべき興味深いデータが得られました。
また、親世帯がともに逝去した家族における既婚孫の住まい継承率は24%と非常に高く、その中でも兄弟姉妹など他の単身孫同居者がいない場合は、40%が住まいを継承していることがわかりました。さらに、現在子世帯と同居している単身孫の7割が今後の住まい継承意向を持つことを踏まえると、将来的には半数以上の二世帯住宅で孫による住まい継承が行われることが推測され、3世代で住むことができる二世帯住宅は孫世代に住み継がれ易い住宅であると考えることができます。
二世帯住宅について
二世帯で暮らすということは、親子のかかわりが孫に伝わり、孫は人生経験の豊富な祖父母とかかわる機会が多いことが、子育ての上でいいのではと思います。最近は、親の住居敷地の空きスペースに子世帯の住宅をつくることもよくあります。
私は二世帯の計画をしていて、私の想いでご提案はさせていただくのですが、奥様のご両親と同居の場合はなにかと楽に生活出来るのではないかと思いますが、ご主人の両親との同居の場合は、より安全に設計をしていくことが多いです。
初めはいつも、完全分離型をご提案します。そこから、二世帯で住み方を意見を出し合っていただきプランを修正していくようにしています。互いにもっと離そうと言い出しにくい方もおられますから。
初めは、距離を保って、時間を経て距離を縮めたいと両世帯が思ったときに、短い廊下でつなぐことが出来るプランが良いのではないかと考えています。くっついて造ってしまうと離すことは難しいからです。
しかし、実際に作った二世帯は、完全独立分離というケースは少ないのです。それは奥様の両親と同居されることが多いといこと、話し合いの中で、距離を縮めていかれることが多いからです。
二世帯住宅の場合、発言がしにくい?(中には一番発言される方もあるとは思いますが)若奥様が良いと思われる形が一番良いのではないかと思います。
⇧ 1階と二階に分けて玄関~設備まで全て分離タイプ。1階が親世帯、エレベーターで二階へ楽に行けるように なっているため、二世帯で見晴らしの良い二階で食事も楽にできます。
⇧ 子世帯の二階にはキッチン、トイレがあり風呂は一階で共用する。
⇧ 1階が親世帯、2~3階が子世帯。完全分離で中でつながっていない。
⇧ 親世帯は南棟に子世帯は北棟に、完全分離ですが中でつながっています。
⇧ 親世帯と子世帯の個室の別棟で距離をとっていますが、設備はトイレ以外全て共用。
二世帯住宅
二世帯住宅の各世帯の設備構成、距離感はそのご家庭により様ざまです。住まい手の想いで造ることがよいと思っています。別居から、二世帯住宅の新築を機に同居を始められる場合には分からないこともあり不安もあるのは当然ですし、家族の理解度もそれぞれです。そのような場合には私は、初めは距離をとって生活できるプランに将来距離を縮めることが容易にできることを盛り込んでご提案しています。(例えば、各世帯を行き来するには玄関から、あるいは勝手口を向かい合わせにして、屋根を掛けておく。外の空間に出るのが互いに面倒になれば、その屋根の下に壁と床をつくり内部として繋ぐなど。)中にはもっと距離を縮めてくださいと言われることもありますが、そのときは、行き来がしやすい、子供が自由に行きかえるプランにしていきます。
二世帯住宅は将来に渡り家族構成の変化も大きいので、このことも考えつつご相談しています。ご主人の親と同居する場合と、奥様の親と同居する場合でもプランは変わってきます。
◆今回は二世帯住宅の玄関についてご紹介いたします。
玄関は一つ、別々、一つだけど中に入って別々になっている、などがありますが、下の写真は外の門の役割のあるドアを入ると通り庭が真っすぐに伸びて、その通り庭に面して各世帯の玄関が離れているプランの二世帯住宅です。
外からは一つに見えますが、中に入るとは玄関が分かれています。中では水回り前の廊下が各世帯を繋いでいます。
通り庭に面した玄関 外の入り口は一つ