昨日イタリアのメーカー代理店のCEEVさまが兵庫県からお越しになりましたのでLIC事務所の
近くのT-スタイルさま(オフィス改装の設計をしました)でのCEEV使用例(テーブル)を急遽見てもらいました。
アクリルの材料でテーブル、建具、その他店舗什器などに使用されています。
特に光が交錯すると美しい材料です。
屋根材が19mもあり運搬出来ないため現場に機械を搬入し成形していただきました。
かなり大きな成型機と押出成形した材料を真っすぐに伸ばせる条件が敷地にあってのことです。
今回は隣がマブチ工業さんの分譲地であることから、このような対応をしていただけました。
真っすぐの平らなガルバを機械に通すと屋根材の形状になって出てきます。
大きな現場以外では滅多に目にすることのない現場成型機。
大変手間を取っていただきありがとうございました。
エア断の家
外壁がかなり貼れました。既に2週間ほど、結構手間がかかるようです。
この家の外壁は初めて使う「SOLIDO」という商品。
この材を提案した際には一発で気に入っていただけて採用になりました。
昨年発売された新商品です、浜松市のスターバックスに採用されているも
のを確認してご提案しました。
セメントの質感を生かし、一枚として同じものがない無垢の建築素材SOLIDO。
素材から湧き出す白華(エフロレッセンス)をあえて抑えずにセメント本来の
質感を生かしています。
このセメントの白華が自然でなんとも言えない味があります。
エア断の家2
外壁のSOLIDOを張り始めていました。
表面に白華現象が出ている外壁材、素材感が強く自然な感じを醸し出して
くれます。
外壁のガルバリウムの施工がほぼ終わりました。
板金屋さんにはコーナーを手間のかかるスッキリとした納まりをお願いをしました。
苦労おかけしました。
エアータイトの施工確認
施工要領所通りきちんと施工されていました。
エア断は壁内の結露対策を目的として開発され、ほかにも夏や冬の建物内の温度や湿度の変動を保つ機能を備えています。
住宅検査会社が、壁の断熱材の結露改善を目的に試験をはじめ、成果が得られたことから研究して出来上がったもの。
詳細は説明サイトを見ていただけたらと思います。
・Air断
LIC・山本建築設計事務所では、Air断住宅の設計も扱っています。
LICでは、「エア断熱」という省エネシステムを採用していきたいと考えています。
「エア断熱」は、建築物検査会社のホームリサーチ社が、壁内の断熱材の結露を解決するために考案したエアサイクルシステムです。それだけでなく省エネ効果も高いことから、さらに研究を重ねシステム販売されることになったものです。
特徴は床下の空気を採り入れること、換気扇で排出する空気は外壁の通気層に排出していること、それらをセンサーでコントロールし、夏でも冬でもエアコン1台で過ごせるというものです。
夏の場合(簡単に説明します)
床下の空気の温度は28度前後です。家の各場所に換気扇を取り付け運転(センサーでコントロール)したときに床下の空気を吸気口から自然に取り入れます。エアコンの近くにも床下の空気を取り入れエアコンは28度前後の空気を冷却します。(滋賀県にある展示場ではエアコンの1日の電気代は8月の晴れの日で80円前後になっていました)
床下の空気は涼しいとは思っていましたが、これほどとは思いませんでした。展示場で体感した床下出てくる空気だけで冷房はいらないと言われる方もおられるくらい涼しいですね。
そして換気扇の排気は外壁の通気層の中というわけです。外壁の通気層で外壁から伝導してくる熱を緩和するというものです。
詳細は、Air断の説明サイトをご覧ください。
イニシャルコストもランニングコストも経済的です。
日射調整ガラスという商品をご紹介します。
サンゴバンの日射調整ガラス”SAGE”
SAGEはサンゴバングループが製造する建築用ガラスで特殊コーティングが施されたペアガラスと室内外に設置されたセンサーによって可視光透過率を2%~62%に自動で調整できる超高機能ガラスです。
フランス国立極東学院の校舎に採用されています。
今後は建築部品もIotの活用で自動制御されるものが増えてきて、より便利になってきますね。
プラスター塗り仕上げ
漆喰ほど白くしたくない、珪藻土の色合いも好みでない、オフホワイトに少しグレーを入れたような色合い。
質感も色合いも自然な感じで素朴な雰囲気を醸し出してくれます。
オークとの相性もいいですね。
1階部分はガルバリウム横張りです。
小さな堤防越しの眺望と堤防からの視線を操作した住まいです。
堤防の緑を眺めたいけれども、見られたくない、その両方を可動ルーバーで解決しようと考えた住まいです。
堤防沿いの家の外壁工事が進んできました。
窓の下にフラワーBOXのある家です。
北欧の古い家によく見かけるBOXがご希望でこのような形で2か所に造りました。
手前の白い壁はガルバリウム横張り。
ガルバリウムには数多くの曲げ加工とその張り方、表情があります。この住宅は岐阜市岩田坂で設計したもので、南面はガルバリウムの横張りです。
・形状
大きく分けて、縦に張るもの(縦に張るものは横にも張れます)、横に張るものがあります。それぞれに、加工の仕方により釘が見えるもの、見えないものがあります。釘が見えないものは、重なる部分が大きくなりるのと複雑になりますので、面積当たりの単価は高くなります。釘が見えなくなる加工をしたものをスパン加工といいます。
形状はそれぞれフラットになるもの、よく見かける凸凹のもの、凸凹の平らな部分が大きいものなどがあげられます。
・特徴
ガルバリウムは鉄からできています。鉄の表面にアルミ亜鉛合金メッキ+焼き付け塗装が施されています。メーカーの説明書にはもし表面に傷ができてこのメッキがはがれた場合には傷の周囲にあるアルミ亜鉛がその傷を覆うように移動していくので、錆にくいとあります。一度、移動するところを見てみたいものです。