ここ数年市内ではマンションなど大きな建物の建築現場をあまり見かけなくなりました。
しかし、大きな建物の解体現場をよく見かけます。そして駐車場が増えました。解体現場の光景を見かけると 色即是空 という言葉を思い出します。
現世に存在するあらゆる事物や現象はすべて実体ではなく、空無であるということ、つまり仮の姿を見ているのであるというような意味ですが、しかし解体される建物にはそこには人がいろんな想いを持って生きていたことは事実である。確かにいろんな物質が姿を変え建築物になっていたとしても、そこで生きた人々の心は永遠なのではないかと思います。
建築の存在は時間的に限りのあるものではありますが、生きる想いは受け継がれて繋がっていくものだと思います。
そう考えると、ますます想いが大切で大きなものになってきます。
明日からも創る想いを大切にしていこうと思いました。
羽島の家 の上棟がありました。
手前のコンクリートの壁は住宅の外壁が完成してからになります。
この住宅の室内は梁も母屋も垂木も表わしで、構造材がほとんど見えるようになっています。
模型通りに出来てきています。模型はスタッフが制作するのですが、皆手先が器用ですねーコツコツと、僕はここまで出来ませんので。
1月に完成したらオープンハウスを予定していますので、是非見学ください。お楽しみに。
今朝は8時から岐阜市内で地鎮祭に出席してきました。
日頃は事務所が9時からですから少し朝が早いと遅れないようにとどこかで気を張っているように思います。
昨日も打ち合わせから帰ってきたのが夜の11時前という生活ですから朝はゆっくり目なんですね。
ですから、お日様が昇ったら起きて、沈んだら早めに眠るという健康的なサイクルにしたいなという願望があります。
テレビも長くは見ないのですが、最近はおもしろいテレビにその場を離れられないというような、テレビに自分の時間を左右されることが納得いかないというか、いい場面いいところでも、切り上げるというようにしています。テレビに負けないぞって感じです。
話はかわりますが、よく趣味は?と聞かれることがあり、いつも建築ですと言っていましたが、ずっと前から続いていることがあることに気づきました。週刊のマンガです。この年になっても毎週続きを読むのが待ち遠しく、毎週近くの喫茶店に行っております。これって趣味と言っていいですか?
ちなみに若い頃は絵を書くのが趣味でした。毎日仕事から帰って晩御飯を食べると、少しでも筆を入れるのが楽しかったのを思い出します。
最近何かしようと練っております。
今日は岐阜県瑞穂市本田の家の塗装色の打ち合わせでした。
何種類かの木の塗装の色合いは、難しいです。いつも塗装やさんと時間を合わせその場で調合してもらいます。この仕事を長くやっていると、何色を足せばどのような色になるのか、かなり分かるほうだと思いますが、木の場合は少し薄くすると木の地肌の色が浮かび上がり思うような色にならないので、何回も調合してもらってます。なかなかOKと言えないので申し訳ないなぁと思いつつ、もう少しもう少しが続いてしまいます。
各務原の現場にいるときから真っ暗な空、雨が降ったりやんだり嫌な雲行きだなと思いながら6時30分頃に事務所に戻ると、まだ雨は降っていませんでした。その5分程後から雷一家の大暴れ。最近にはあまり覚えがないほど連続してードンを繰り返し、次には凄い突風(おそらく風速25M/秒)が吹き2センチほど空いてた窓から水しぶきが1メートル近く飛んでいました。雷は20分程ずっと鳴り止まず。
あまりにも凄いので、「戦争ってこんな感じなんだろうな」と感じてしまいました。(戦争を知らないのにすみません)
だから雷で良かったということに今日はしときます。
オープンハウスのご案内
お施主さまのご厚意により下記の通り住宅完成見学会を開催させていただきます
時 平成22年10月9日(土)、10日(日) 時間は2日間とも10:00~16:00
場所 浜松市弁天島
見学ご希望の方はLICまでご連絡の程お願い申し上げます。
弁天島の家の外壁が完了してもう直ぐ足場が外れます。
足場が外れるときはわくわくしますね。
斜めの壁は伸びがありますので手加工で製作していただき合
わせていただきました。
開口部もジョイントラインに綺麗に合いました。ほっ
弁天島の家の外壁
湖のすぐ傍なのでガルバにしました。
白いガルバの横張りにしています。
斜めの壁があり寸法が伸びてしまうため、そこは手加工でお
願いしています。
板金屋さん暑い時期にお疲れ様でした。
桜の木を残して建物を計画すると、そこから桜の木を眺めら
れる空間が出来上がる。
大きなFIXのステンレス製サッシが付きました。来春には
花見のような待合室になることと思います。
クリニックに来られた方々を癒しす空間になればと計画しま
した。
本田の家の螺旋階段が出来てきました。支柱に段板を取り付
けて螺旋にしています、すべて鉄骨で作るものに比べてかな
りコストダウンできます。
物干しルームの天窓からいい感じに光が差し込みます。
屋根付きの物干しスペースは必須ですが、最近は物干しを個
室にすることも多くなりました。
大垣の現場で採用したTRCダンパー木造住宅用制震ダンパー(東海ゴム工業製)をご紹介いたします。
地震エネルギーを特殊粘弾性ゴムにより熱に変換し揺れを抑えるというものです
この住宅では2箇所に採用しています。使用数量、位置は住宅の耐力壁の配置量、バランスにより決まってきます。
通常は4~6箇所ほどになるそうです。免震ではなく制震ですから地震で揺れるエネルギーを吸収する部材です。持続的に(余震など)に揺れが発生するときに特に効果を期待できるものだということです。
在来木造住宅で安価で耐震性を高めたいとお考えの方にお勧めです。
詳しくはこちら
いつまでも暑いですね どうかお体を充分にお休めください
夏の暑いときになるとやはりまだ冬の方がいいと言い、冬になると夏の方がいいと言う
これ 自分のことなんですけどね
自然だから、どうしようもあーりません
普段あまり気にかけることのない空気があるから暑くなるのです。
普段気にも留めていない空気 生きるために必要で一番近くにある物質で一番大切であるのにあまり意識されない。
しかし家を考えるとき、この空気を考えることが一番大切です。空気は熱も、湿気も、心地良い風も運びます。
木造住宅の場合にはほとんど、屋根からの熱で暖められた空気が屋根勾配に沿って自然に外に逃げていく構造にしています。外断熱通気工法です、最近CMでもやっていますね。
ただ、鉄骨造の場合などで陸屋根にした場合などは、自然に外に排出しにくく、また屋根裏の空気が暖められると熱伝導率の高い鉄骨がその熱をどんどん回りに伝えていきます。
では鉄骨の住宅の場合はどのようにしたら良いのでしょうか? 私は鉄骨に結露防止もかねて断熱材を吹き付ける、そして小屋裏に換気扇を設け強制的に熱を排出する設計をしています(もちろん空気を取り入れる吸気口も必要です)。以前は温度センサーを付けて自動的に換気扇のON・OFFをしていましたが、回りっぱなしなるので、現在はスイッチのみにして、夏は付けっぱなしにしていただくようにお願いしています。
加納の家の見積もりが整いました
家の中を川が流れるようなカタチで光と風の庭がある住まい
どの部屋からもこの庭を眺めることができます
2階は子供が帰省したときの大きなワンルーム
完成がたのしみです
これから設計が始まる平屋の住宅です。
切妻屋根が要望でした。少し屋根が離れましたが、いい感じに。
南に倉庫がありましたので、土地の形状に沿うように二棟に分けて北側をLDKと水周りに、南側を個室に、そして間を庭に。自然にこのカタチになりました。
造成工事の始まったばかりのクライアントから暑中のお気ずかいの文面をいただき、またほのぼのとした幸せをお裾分けしていただきました。
文の一部ですが「子供のように毎日模型を眺めているご主人の様子を見るのことが私は好きです。」と。
ご主人を想っておられることがとても伝わり、僕も幸せな気分にさせていただきました。
そして住まいへのこだわりと想いもいただき、その実現に向けて気を抜かず頑張ります。
日本人は想いを口に出して表現することが苦手であると良く言われます。確かにそうです。日本人のおくゆかしさと言ってしまえばそれまでですが、本当に大切なものは目に見えないところにあるものです。
相手を想う気持ちは時には言葉にしないと伝わらない場合もあります。どんなことも何故そうしたかという想い(理由)が大切なのです。
設計という仕事も想い(コンセプト)が一番大切です。
コンセプトを確りお伝えできるように努力していこうと思いを新たにさせていただきました。
ありがとうございました。
7月23日発売の「SUMAI NO SEKKEI/住まいの設計」に浜松市で設計監理しましたS-house-冨塚/浜松が掲載されました。施工は ASJ浜松スタジオ
建築は春先から始まり年末までに終わるもの、夏ごろから始まり3月までに終わるものがほとんどですね。
このような工期が多いと秋から年度末の3月までが、いつもとても忙しい日々が続き、4月からお盆までが、割と時間がゆったりとれます。
先週は本田の家 と 病院の増築工事の地鎮祭が2現場でありました。
これから9月まで地鎮祭が続きます。
こうして少しずつ少しずつ現場に行く時間が増えていきます。
international architecture Magazine architecture news plusに山本とProjectが掲載されました。